吉村府知事の“再”入口戦略 「キャッチして抑え込む」「繰り返して時間を稼ぐ」

[ 2020年5月18日 14:48 ]

吉村洋文大阪府知事
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 大阪府の吉村洋文知事(44)が18日、TBS系「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に生出演し、今後の新型コロナウイルス流行の第2波、第3波についての方策を明かした。

 大阪府では外出自粛の段階的解除を目的とした数値目標「大阪モデル」が成果を上げ、17日に発表された府内の感染者数は69日ぶりにゼロだった。そんな中、MCの恵俊彰(55)から「今、一番恐れていることは何ですか?」と問われると、知事は「第2波、第3波が来る可能性です」と返答。その上で、「(制限を)徐々に解除していけば、ウイルスは人を媒介して増えるので、必ず頭をもたげてきます。大阪モデルでは(第2波以降の)入口の戦略も作ったんですけど、早くキャッチして抑え込む。出てきそうになったら抑え込む」と、第2波察知の重要性を口にした。

 ワクチンなど治療法が確立されるまでは、ウイルス対策や社会経済活動のバランスが重要とみている。「大きな自粛にならないようにしながら、繰り返して時間を稼いで、有効な治療薬やワクチンができるまで抑え込む。それができるようになって、初めてコロナはコントロール下に治めることができると思う」。さらに「ウイルスとの共存の道というのを歩んでいく。そこにはゼロリスクはないっていうことも、国民の皆さんにもお伝えしないといけない」とも付け加えた。

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2020年5月18日のニュース