岸博幸氏 政府の経済支援策に「正直言って遅すぎ…手続き簡素化して早く届くということを徹底して」

[ 2020年5月17日 15:38 ]

TBS社屋
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 元経産省官僚の経済学者・岸博幸氏が17日、TBS系「サンデージャポン」(日曜前9・54)に出演。政府の新型コロナウイルス対策についてコメントした。

 番組では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う業績悪化で従業員を休ませた企業に支給する「雇用調整助成金」の申請が複雑すぎて手続きに時間がかかっているという事業者の声や、安倍晋三首相“肝入り”の「アベノマスク」の配布が遅れていること、国民1人当たり10万円を配る「特別定額給付金」の申請方法を巡り、国が推奨するオンラインの確認作業が重荷になっているために、自治体が郵送での申請を呼び掛けている現状などを伝えた。

 岸氏は「正直言って遅すぎるんですね。原因を考えますと、雇用調整助成金で言えば、かなり膨大な書類を用意しないといけない。私は、経済の厳しい状況はこれからが本番だと思っている。国民1人10万円も含めて手続きを簡素化してなるべく早く届くということを徹底してほしいと思っています」と話した。

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