文芸春秋、新潮社に謝罪 中づり広告入手「不適切」

[ 2017年9月7日 11:10 ]

 「週刊文春」が、発売前の「週刊新潮」の中づり広告を出版取次業者から入手していた問題で、文芸春秋(東京)の松井清人社長が新潮社(同)を訪れ、謝罪文を手渡したことが7日、分かった。

 新潮社によると、松井社長が5日に新潮社を訪れ、佐藤隆信社長が対応したという。謝罪文はA4判1枚で「長期にわたり(中づりを)借り受けていたことを認め、社としておわびする」とし「不適切な取り扱いと指摘されても仕方のない行為であったことを認め、今後このようなことがないよう徹底する」と記している。

 文芸春秋広報部は「中づりを借り受けていたことは、不適切な取り扱いと指摘されても仕方のない行為であったと認め、新潮社におわびしました」とのコメントを出した。

 新潮社の酒井逸史・週刊新潮の担当役員は「時間はかかったが、誠実な謝罪文を頂いたと考えている。今後は互いに切磋琢磨し、出版ジャーナリズムを盛り上げていこうと思います」としている。(共同)

続きを表示

2017年9月7日のニュース