“最後の砦”たけし ニコニコ超会議参戦 過激トークで席巻

[ 2017年4月29日 19:17 ]

「ニコニコ超会議」「超『テレビでは言えない』会議」ステージに登場したビートたけし
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 タレントのビートたけし(70)が29日、千葉・幕張メッセで開催中の「ニコニコ超会議」のスペシャルステージに登場。「超『テレビでは言えない』会議」と題し、弟子の水道橋博士(54)らと過激なトークで盛り上げた。

 実業家でコメンテーターとしてテレビにも出演する夏野剛氏(52)から「最後の砦。ネットに出る一番の大物をお願いした」と紹介され、ステージ登場したたけしは連動するニコニコ動画の画面を見ながら「全然知らねー!」といきなりピシャリ。「どうせろくなことは書いてないんだろ!俺は、インターネットというのはエロ動画を見るもの。後は知らねーよ!」と続けた。

 ステージでは、ユーザーからの質問に答える形で進行。本職のお笑い、映画についてはもちろん、昨今のテレビのコンプライアンス問題、カツラ事情と、幅広く過激なトークを展開した。いろいろな情報が流れている昨今、自分の判断力が不安になるという人に「どうしようもない。嘘も言っているうちに正しくなる。だいたい、本当のことなんて知らなくていい」とまっとうにコメントしたかと思えば、不倫のニュースが増えている世間については「みんな不倫が好きなんじゃない?俺なんか40年間不倫してる」とぶっちゃけた。

 たけしは人気アニメ「攻殻機動隊」のハリウッド実写版「ゴースト・イン・ザ・シェル」に役者として出演している。もちろん、映画監督でもある立場からアニメの実写化についてコメントを求められると、「アニメはあまり表情が動かないから、見る方の判断になる。見る方のどう取るか、実写版は全然違うもの。アニメ版と比較しちゃいけない。切り離して考えないとダメ」と持論を展開した。

 「将来ユーチューバーになりたい。でも、上が詰まっていてまったく有名になる気がしない」という若者には「将来的にはyouTubeは新聞の4コママンガみたいな扱いになる。将来明るい仕事ではないな」。自身も明石家さんま(61)、タモリ(71)とともにお笑いビッグ3と言われている。そんな自分の状況と照らし、「なんでビッグ3って言ったんだろう。タモリなんて全然ビッグ3じゃない」と首を捻り、「上がいるから若手が出られないって…。俺らの時だって萩本(欽一)さんがいた」と不満爆発。「お笑いなんて生き様。俺なんてすぐに野垂れ死んだっていい。生きている時に、どう動くかの問題であって、だから、俺らは差別されたっていい」と言い放ち、最後まで毒舌が止むことはなかった。

 ステージ後半では、たけしのものまねで知られるタレントの松村邦洋(49)も飛び入り参加する場面もあった。

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2017年4月29日のニュース