吉右衛門9月公演へ意気込み 襲名50年「これからも前を見て」

[ 2016年8月13日 05:30 ]

歌舞伎座9月公演「秀山祭九月大歌舞伎」に向けて意気込みを語る中村吉右衛門

 歌舞伎俳優の中村吉右衛門(72)が、東京・歌舞伎座の9月公演「秀山祭九月大歌舞伎」(9月1~25日)の上演に向け、このほど都内で意気込みを語った。

 養父である初代中村吉右衛門の芝居に対する姿勢と演出を称え、芸の研さんと伝承を目的に06年から毎年9月に縁の演目を上演。今年は初代吉右衛門生誕130年の記念の年でもあり、「やればやるほど初代の偉大さが身に染みます。何とか足元くらいにはたどり着きたいと思い、回を重ねている」としみじみ。自身も二代目襲名50年の節目で「追われて戦い続けて50年という感じで、振り返る時間はなかった。これからも前を見てやっていこうと思います」と話した。

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2016年8月13日のニュース