つんく♂「徹子の部屋」でパソコン会話 妻への感謝明かす

[ 2016年3月21日 12:57 ]

「徹子の部屋」に出演し、キーボードで黒柳徹子とやりとりしたつんく♂

 喉頭がんで声帯を全摘出したことを昨年4月に母校の近畿大入学式で発表した音楽プロデューサーのつんく♂(47)が、21日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜正午)に出演した。

 バンド「シャ乱Q」時代を含め出演は3度目だが術後は初。黒柳徹子(82)とパソコンを使った筆談でやりとりした。

 05年に2度目の出演をした際、曲提供を依頼した黒柳が「声帯の写真を撮ってきてと言われて…面白い作曲家だと思いました。渡してそれっきりになってますけど」とジャブ。つんく♂は「変わった声帯をしてました」と応戦した。黒柳は「そのうち時間ができたときに宜しくお願いします」と改めて依頼した。

 手術した直後は、やせてしまったという。「ものが喉を通らなくなり…徐々に慣れてくるのですが、最初はゴマつぶでも引っ掛かるような感じでした。食べるのが面倒になってしまった」と説明した。心沈むつんく♂を励ましたのは妻だといい「食事をさぼってたら妻に『後輩たちにエールを送るんでしょ!逆に生徒があなたに心配して入学式どころじゃなくなるよ』と言われて」と食事への姿勢を改めたと明かした。

 番組では手術前日に妻に渡した手紙を公開。黒柳が読み上げた。献身的に支えてくれている妻や家族への感謝の思いがつづられていた。黒柳は「声を仕事にしていた人が声帯をとるわけなので、どんなにつらかったかなあと…」と思いやった。

 つんく♂は歌手クミコ(61)を迎え、作曲を手掛けた子守歌「うまれてきてくれて ありがとう」をギター演奏。89年まで放送された黒柳司会の「ザ・ベストテン」には出演経験がなく「徹子さんの前で演奏できてうれしかった」と感激の表情。黒柳は「出ていただいてうれしいです。感謝でいっぱい」とコメントした。

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