宇多田ヒカル 海外で出産…産休せず新アルバム完成へ意欲

[ 2015年7月4日 05:30 ]

出産を発表した宇多田ヒカル

 シンガー・ソングライターの宇多田ヒカル(32)が第1子となる男児を出産し、ママになっていたことを3日未明、自身の公式ホームページで電撃発表した。

 昨年2月に8歳年下のイタリア人バーテンダーと結婚。妊娠したことは明かしていなかった。宇多田は「うちに赤ちゃんが産まれました!良くお乳を飲んで良く寝るとっても穏やかな男の子」と報告した。同時に「妊娠中、新しいアルバムを制作してました」と、活動休止からの復帰作に着手していたことをつづり、「完成までまだちょっと時間がかかりそうだけど、早くみんなに届けたいと思ってます」とファンにメッセージを送った。

 出産の日時と場所は明かしていないが、本紙の取材では、ここ1週間ほどの間に海外で行ったとみられる。今年に入り東京でレコーディングに臨んでいる中で妊娠が判明したが、宇多田が普段からゆったりした服装を好むこともあり、気づいたスタッフはいなかったという。

 宇多田は復帰作について、「続きに取り掛かるのが楽しみ」と心境を説明。出産発表後に産休に入る芸能人が多いが、アルバム完成への強い意志をうかがわせている。

 もともと約1年前から、イタリアで楽曲作りを進めていた。妊娠、出産と“未知の体験”を経て湧き上がる創作意欲は止まらず、一刻も早く曲を届けたい思いが漂う。

 日本から離れた地での出産は、母で歌手の故藤圭子さん(享年62)が1983年1月、移住していた米ニューヨークで宇多田を産んだ姿と重なる。藤さんは出産後、幼い宇多田に人生の全てを託した。自身も母としての道を歩み始めた宇多田。さらに大きくなって音楽シーンに戻ってきそうだ。

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2015年7月4日のニュース