高橋みなみ 異例の“復帰”も卒業へ「自分の順番も近づいてきている」

[ 2014年3月30日 08:10 ]

キャプテンに“復帰”した高橋みなみ

 6月2日に迫った大島優子卒業の時。約8年にわたり、ともにAKB48を支えてきた高橋みなみ(22)は国立競技場公演という大きな節目を迎えた今、何を思うのか?

 高橋が抱く危機感は先日の大組閣にも表れていた。高橋がキャプテンに返り咲いたことだ。AKBの顔とも言えるチームAのキャプテンは高橋から篠田麻里子(28)、横山由依へと引き継がれてきた。世代交代が進む48グループの人事として、一度退いた人間がまたそのポストに戻るのは異例だ。

 「発表を聞いた瞬間は正直“え、このタイミングでもう一度?”と思いました。最近は総監督として一歩引いて見てましたから。でも、戻らざるを得なかったんだろうとも思います。組閣があると聞いた時、まずキャプテンのことを考えました。横山は頭に浮かんだけれど、あとは誰だろうか…と。キャプテン不足なんでしょうね。発表されてすぐに“もう一度チームAをつくろう”と腹を決めました」

 エースでありチームKのキャプテンであり最強のパートナーでもあった大島の卒業で、高橋への負担が一気に増えることは確かだ。先日、大島に「卒業後、期待するメンバーは?」と聞いたところ、しばらく考えた末に返ってきた答えは後輩たちの名前ではなく「たかみなに頑張ってほしい」だった。

 「(大島の答えの意味は)分かってます。頑張ります」と高橋は静かに笑う。「でも、私はいまさら優子にはなれない。私は私でしかありません。今までのAKBの太陽は一つだったけれど、これからは、一つじゃなく、いくつでもいいんです。いろんな太陽が出てきたら、それが活性化につながる。私はその手助けができるように頑張ります」

 初期メンバーが次々と卒業していった中で自らの卒業もそう遠い未来ではない。

 「自分の順番も近づいてきているので、これが“最後のキャプテン”だと思います」
 AKB再構築への不退転の決意を示した。

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2014年3月30日のニュース