アンパンマンを無断上映 父子、全国で1000回超か

[ 2014年2月27日 19:54 ]

 人気アニメ「それいけ!アンパンマン」の映画を無断で有料上映したとして、大阪府警豊中南署は27日までに著作権法違反の疑いで、大阪府内の自称映画興行者の父子2人を逮捕した。ほかの子供向けアニメ映画も含め、これまで全国で1000回以上、上映したとみられる。

 豊中南署によると、逮捕されたのは北野輝樹容疑者(73)と長男幸康容疑者(43)。

 2人はフィルムを配給会社から購入し、無断上映していた疑いがあり、「1998年ごろから北海道から鹿児島まで車に映写機を積んで回った。土日はほとんどやっていた」と説明。

 上映前には案内チラシを自作して幼稚園や小学校の前で配り、上映料として2歳以上から1人900円を受け取っていた。チラシを持参すると100円引きで、多い時には120人以上が集まったという。

 逮捕容疑は昨年9~10月に計10回、大阪市の区民センターや和歌山市の県民文化会館などの公共施設で、アンパンマンの映画を無断で有料上映した疑い。2人とも「正規に買ったものだから、どう使おうと勝手だ」と容疑を否認している。

 著作権を保有する会社が2月、豊中南署に告訴していた。

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2014年2月27日のニュース