桜田淳子さん 20年ぶり一夜限りの復活!30年ぶり歌声も

[ 2013年11月27日 05:30 ]

20年ぶりにイベントを行った桜田淳子さん

 元歌手の桜田淳子さん(55)が26日、東京・銀座の博品館劇場で一夜限りのイベント「桜田淳子Thanks 40スペシャル~ファン感謝DAY」を行った。ファンの前でステージに立つのは20年ぶり。冒頭では30年ぶりとなる歌声も披露。約380人で埋まった満員の客席を見渡し、感極まる一幕もあり、終演後には「幸せな一日となりました」と振り返った。

 「淳子~」「ジュンペイ~!」。70年代のトップアイドル時代を知る年配のファンが名前や愛称を叫ぶ中、ステージに姿を見せた桜田さんがまず驚かせたのがスリムな体形だった。5月に、かつて所属した芸能事務所「サンミュージック」会長の相澤秀禎さん(享年83)の通夜に参列した時はふっくらしていただけに、ジム通いの成果がみられた。

 オープニングは持ち歌から「LADY」「追いかけてヨコハマ」「しあわせ芝居」の3曲を歌唱。鼻にかかるような特徴的な歌声は、透き通るような美声になっていた。「お久しぶりです。桜田淳子でございます」と久しぶりの肉声を聞いて、感極まるファンが相次いだ。

 トークコーナーはファン代表として俳優の太川陽介(54)と進行。デビューした73年からを写真で振り返り、持ち歌のジャケット写真が紹介されるとアカペラで一節歌うなどサービス満点。この日に備え「娘とカラオケで練習してきた」などと報告。相澤会長の通夜で16年半ぶりに公の場に姿を現した理由については「本当は出たくなかった」と話した上で、夫の東伸行氏が「出なきゃダメだ」と背中を押してくれたことを明かした。

 デビュー40年の節目に「自身を支えてくれたファンに対し直接お礼を申し述べたい」という桜田さん自身の希望で実現したイベントは約1時間半で終了。観客を握手会で見送ったあとに、関係者を通じ「ファンの方々が長い時間(とき)を経て、未(いま)だに変わらずに私のファンでいてくださっていることに感動し、幸せな一日となりました。心より感謝申し上げます」とコメントを寄せた。終演1時間後に帰りのタクシーに乗り込む際には、約100人の報道陣から心境を聞かれ「ありがとうございました」と一礼。笑顔を絶やさず最後まで車の中から手を振り続けていた。

続きを表示

この記事のフォト

2013年11月27日のニュース