百恵さん「あまちゃん」姿 主演映画全集でよみがえる

[ 2013年11月6日 06:00 ]

「山口百恵映画全集」に収められた「潮騒」の1シーン。NHK「あまちゃん」に登場した劇中映画「潮騒のメモリー」のモデルになった山口百恵さんの海女姿も鮮やかによみがえる

 80年に芸能界を引退した歌手山口百恵さん(54)の主演映画16作を収めたブルーレイボックス「山口百恵 映画全集 1974―1980」が12月20日に発売される。

 これまで著作権などの問題でボックスセットでの商品化は見送られてきた森昌子(55)、桜田淳子さん(55)との“花のトリオ”の主演作も収録。「花の高2トリオ 初恋時代」(75年)と「出発(たびだち)三人娘・涙の卒業式より」(77年)の2作品で、全主演作を収めた初の映像全集となる。

 百恵さんが所属していたホリプロによると「引退して30年が過ぎても衰えぬ人気に応えた」という。これまで発売されたビデオやDVDは、現在もネットオークションなどで高値で取引されている。「潮騒」(75年)のDVDは、定価の約4倍以上の2万5000円の値段がついている。

 「潮騒」は今年、NHK「あまちゃん」に登場した架空の映画「潮騒のメモリー」の元ネタとして再び脚光を浴びた。百恵さんは健康的な海女姿を披露している。その後、夫となった三浦友和(61)と、たき火を挟んで向き合う名シーンは有名だ。

 今回はブルーレイのみの発売で、最先端のデジタル処理を採用。中でもテレビで公開された「野菊の墓」(77年)は、日本で3台しかない機材で1コマずつノイズ除去や色彩補正が施された。

 「伊豆の踊子」(74年)など、百恵さんが歌った映画主題歌5曲を収めたディスク、80ページの映画解説集、映画予告編映像や宣伝ポスターなども収められる。価格は7万6000円(税抜き)。インターネット通販サイト「アマゾン」のみの限定発売で、今月8日から予約を受け付ける。

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2013年11月6日のニュース