能の楽屋訪問ツアー 7月20日に京都観世会が開催

[ 2013年6月18日 17:00 ]

 京都観世会(京都市左京区)は18日、毎年恒例のイベント「面白能楽館」の一環として、能楽師の楽屋を見られる「バックステージツアー」を7月20日に実施すると発表した。観世会が能楽師の楽屋を一般公開するのは初めて。

 室町時代に能を大成させた観阿弥、世阿弥の親子の生誕から今年はそれぞれ680年、650年に当たるとされることから企画。役者に装束を着付ける様子や、能面を着ける「鏡の間」を公開する。30分のツアーを計4回行い、定員は15人ずつ。

 装束を身に着けられる体験コーナーを設け、能「羽衣」と「一角仙人」の鑑賞会も。

 能楽師の浦田保親さんは「楽屋というとくつろいだイメージがあるが、実際は準備の段階から役柄に入っていく。舞台裏を体験してほしい」と呼び掛けている。

 鑑賞会への参加は大人2千円、大学生千円、高校生までは500円。ツアーへの参加には別途1人500円かかり、予約が必要。問い合わせは京都観世会、電話075(771)6114。

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