是枝監督、笑顔で帰国会見「作品評価されうれしい」

[ 2013年5月28日 11:14 ]

カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞、喜びを語る「そして父になる」の是枝裕和監督

 監督作「そして父になる」が第66回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で審査員賞を受賞した是枝裕和監督(50)が28日帰国し、成田空港での記者会見で「作品を評価していただき、とてもうれしい」と語った。

 是枝監督は出迎えた報道陣を前に、開口一番「大騒ぎになっていることに驚いた」と笑顔を見せた。

 受賞後、審査員長のスティーブン・スピルバーグ監督から「上映後からずっと何か賞を与えたいと思っていた」と明かされたエピソードも披露。「海外では血縁関係のない親子が多くテーマを身近に感じてもらえたのでは」と振り返った。

 「そして父になる」は、息子が出生時に取り違えられていたことが判明したエリート会社員を主人公に、親子とは何かを問う人間ドラマ。

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