親友・成瀬國晴氏沈痛 打倒東京の同志

[ 2012年11月1日 06:00 ]

藤本義一さん死去

 葬儀委員長を務めるイラストレーターの成瀬國晴氏(76)は31日、40年来の交遊を振り返りって「兄であり父であり、友達である。また追いつき追い越せと目指した先輩でもある、人生の目標。残念でなりません」と悼んだ。

 「打倒東京」に燃えた同志でもあり、74年に銀座で初めて個展を開いた際には、藤本さんも駆け付けていた。その1カ月後に、「鬼の詩」で直木賞受賞。「関西から東京へ出て行って一つのことをする。大阪人の心意気を持った、粋で洒脱(しゃだつ)な人でした」と述べた。

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