坂東玉三郎初 香川・琴平町の金丸座で公演

[ 2012年11月1日 18:15 ]

 歌舞伎俳優・坂東玉三郎が1日、香川県琴平町の「旧金毘羅大芝居」(金丸座)で初めて特別公演を行い、初日の公演には満員の約720人の観客が集まった。11日まで全11公演。

 公演は舞踊を中心とした2部構成。1部は玉三郎が慣れ親しんだ地唄「雪」と「鐘ケ岬」で、熟練の舞が見どころ。2部は初演の「いぶき」で、新潟県佐渡市を拠点に46カ国以上で和太鼓を中心とした演奏公演を行ってきた団体「鼓童」のメンバー17人と共演した。

 旧金毘羅大芝居は1835(天保6)年に建築された日本最古の芝居小屋で、坂東玉三郎の公演は初めて実現した。

 東京都から観劇に訪れた女性(57)は「地唄が芝居小屋の歴史ある雰囲気に合っていて満喫できた」と話した。

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2012年11月1日のニュース