若松監督葬儀 井浦新「ギリギリまで心を躍らせ笑顔でてたのに」

[ 2012年10月24日 11:55 ]

 17日に76歳で死去した映画監督若松孝二さんの葬儀・告別式が24日、東京都港区の青山葬儀所で営まれ、監督作「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」で主演した俳優の井浦新さん(38)ら映画関係者が参列した。

 井浦は弔辞で「人生を変えるほど大きな経験をさせていただいた。僕がそちらへ行ったときは“下手な芝居をしやがって”と笑い、思い切り怒ってください」と遺影に語りかけた。

 井浦は、若松監督が交通事故に遭った日に共に会食したことも明かし「(事故の)ギリギリまで心を躍らせ、笑顔で歩いていったんですよね」と最後の別れを涙ながらに語った。

 若松監督の作品は、2010年のベルリン国際映画祭に出品した「キャタピラー」で寺島しのぶ(39)が最優秀女優賞を受賞するなど、国際的にも高く評価された。

 若松監督は12日、東京都内でタクシーにはねられて意識不明となり、多発外傷のため死去した。

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