仕事人ヒガシ、悪役初挑戦の里見を斬る!「胸を借りつつ…」

[ 2012年10月24日 06:00 ]

 少年隊の東山紀之(46)が23日、京都・松竹撮影所で主演ドラマ「必殺仕事人2013」(テレビ朝日、来春放送)の制作発表を行い、先輩俳優の里見浩太朗(75)を斬ることを明らかにした。里見の悪役は俳優生活57年で初めて。「水戸黄門」など多くの時代劇で正義の味方を演じてきた大御所を斬ることに、東山は「胸を借りつつ思い切りやりたい」と力強く語った。

 東山にとって里見は25年前に役者としてのアドバイスをしてくれた恩人。時代劇に初めて出た際、共演の松方弘樹(70)の紹介で知り合い、独特の眉の描き方などを教わっただけでなく「時代劇を続けていってほしい」と熱いエールまで送ってくれたという。

 東山は「それが役者としての僕のモチベーションになっている。そう言ってくださった方に恥をかかすわけにいかない」と強調。94年のTBS「大忠臣蔵」以来の共演で、恩人を斬るという大役に「胸を借りつつも思い切りやらないと」と気を引き締めた。

 里見が演じるのは、息子を思うあまり悪事に手を染めていく剣豪役。「あらすじを読んだ時、何とカッコいいワルだろうと思った。ほかの役者さんにやらせたくなかった」と説明。24日に撮影に合流し、その後、東山との殺陣に臨む予定で「敵役が憎らしければ憎らしいほど、主役が浮き上がる。丁々発止でやり合って斬られたい」と“善玉一筋”でやってきた花形スターらしい意気込みを語った。

 意気に感じた東山は「今回の恩返しで、里見さんがまた水戸黄門をする時は僕が助さんをやる!」と明言。共演の和久井映見(41)まで巻き込んで「和久井さんにはお風呂に入ってもらう」と言い、会場は大爆笑となった。

 大御所との共演にほかの仕事人も張り切っており、TOKIOの松岡昌宏(35)は「こんなチャンスはめったにない。いろいろ勉強して今後の財産にしたい」。KAT―TUNの田中聖(26)も「どんどん勉強させていただきたい」と話した。

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2012年10月24日のニュース