佐賀旋風再び!?三根梓「うれしぃ~の」市の観光大使に

[ 2012年10月13日 06:00 ]

佐賀県嬉野市の観光大使に任命され、茶畑をバックに委任状を掲げる三根梓

 デビュー作の映画「シグナル」でいきなり主演するなど、話題の新人女優三根梓(20)が12日、故郷の佐賀県嬉野(うれしの)市の観光大使に就任した。はなわ(36)のヒット曲「佐賀県」と島田洋七(62)の著書「佐賀のがばいばあちゃん」以来の“佐賀ブーム”を巻き起こすことができるか注目される。

 デビューわずか4カ月で故郷をPRする大役に任命された三根は、名産「うれしの茶」の茶畑に立ち「素晴らしいところを伝えていきたい。大使に任命していただいて、うれしぃ~のです!」と元気いっぱいに喜びを表現した。

 佐賀県出身には松雪泰子(39)、中越典子(32)ら人気女優はいるものの、隣の福岡県に比べて有名芸能人は少ない。だが近年、全国的な注目を集めた時があった。03年、のどかな街並みを自虐的に歌ったはなわの「佐賀県」が25万枚の大ヒット。07年、島田洋七がともに暮らした祖母を描いた「佐賀のがばいばあちゃん」はシリーズ全体で600万部を売り上げ、ドラマの視聴率は19%を超えた。

 そして「再び佐賀ブームと嬉野ブームを起こしてくれる」(嬉野市観光商工課)と期待されているのが三根。今年6月に公開されたデビュー作「シグナル」でいきなり主演に抜てきされ、9月にはテレビ朝日「死と彼女とぼく」にドラマ初出演で主役を務め、CMでも活躍している逸材だ。

 同市では「嬉野自慢の温泉で育まれた美肌と力強い瞳。全国に佐賀の魅力を発信してほしい」(観光商工課)と話しており、三根も「いつかブームを呼べるような女優になりたいです。がばい(凄い)頑張りたかあ」と方言で力を込めていた。

 ◆三根 梓(みね・あずさ)1991年(平3)12月21日生まれ。女優業のほか、ファッション誌「non―no」専属モデル、幻冬舎文庫の年間イメージキャラクターを務める。趣味はバレーボールで、中学時代に県大会優勝も。1メートル64。血液型A。

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2012年10月13日のニュース