文枝 比叡山延暦寺で襲名披露「身が引き締まる思い」

[ 2012年10月7日 06:00 ]

比叡山延暦寺で桂文枝(右から2人目)の襲名披露口上を行った(右から)春風亭小朝、月亭八方、桂きん枝

 落語家の桂文枝(69)が6日、滋賀・比叡山延暦寺の根本中堂で襲名披露口上を行った。

 同所での落語家の口上は初めて。月亭八方(64)の口上の後、春風亭小朝(57)は「師匠が100歳まで現役を続けられますように見守ってください」と語った。

 「身が引き締まる思いがした」という文枝も、会見では“舌好調”。これまで30カ所以上の文枝襲名披露公演で司会を務める弟弟子・桂きん枝(61)の緊張ぶりに、「あんな真面目な姿を見たのは初めて。延暦寺で修行していれば、新聞に載るようなこともせんかったやろうに…」と、過去の“悪行”を引き合いに出し笑わせた。小朝からは、成功を積み重ねてきた落語家人生の「最後に人間国宝を手に入れてもらえたら」とエールを送られ、恐縮した。

 またこの日、12月7、8日に仏パリの日本文化会館大ホールでの襲名披露公演開催を発表。文枝は、「健康第一に、これから続く公演を乗りきりたい」と決意を新たにした。八方は「パリ公演にもお供させていただきます」と張り切っていた。

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2012年10月7日のニュース