元女優・早乙女愛さん 異国の地で早すぎる死

[ 2010年7月27日 06:00 ]

抜群のスタイルで男性ファンを魅了した早乙女愛さん(1983年7月撮影)

 映画「愛と誠」「女猫」などに出演した元女優の早乙女愛(さおとめ・あい、本名瀬戸口さとみ=せとぐち・さとみ)さんが20日午前3時51分(現地時間)、多臓器不全のため米シアトルのワシントン大学病院で死去した。

 元所属事務所が26日、明らかにした。51歳。鹿児島県出身。葬儀は近親者で済ませた。育児を理由に引退後は、シアトルで静かに暮らしていた。

 早乙女さんは8年前に移住した異国の地で永遠の眠りについた。元所属事務所によると、11日に「体がだるい」と体調不良を訴えて入院。治療のかいなく20日に息を引き取った。詳しい病状や臨終の様子などは同事務所にも入っていないが、突然の悲報は仕事仲間たちに衝撃を走らせた。

 ◆早乙女 愛(さおとめ・あい)1958年(昭33)12月29日、鹿児島県高山町生まれ。高校在学中の74年、映画「愛と誠」でデビュー。引退まで約60本の映画やドラマに出演した。「愛と誠」の主題歌や、松任谷由実が作詞・作曲した「魔法の鏡」などのレコードもリリースしている。

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2010年7月27日のニュース