小野ヤスシさん通夜に1000人…加藤茶が手向けの言葉

[ 2012年7月3日 06:00 ]

小野ヤスシさんがほほ笑む遺影が飾られた祭壇

 腎うがんのため6月28日に72歳で死去したタレントの小野ヤスシ(おの・やすし、本名小野泰=やすし)さんの通夜が2日、東京都港区の青山葬儀所で営まれた。

 ザ・ドリフターズ時代からの盟友の加藤茶(69)をはじめ、小野さん脱退後にドリフに加入した仲本工事(70)高木ブー(79)のほか、堺正章(65)平尾昌晃(74)石田純一(58)ら芸能関係者を中心に約1000人が参列した。

 小野さんは40年前に洋楽好きがきっかけで洗礼を受けており、この日の通夜はキリスト教式。牧師が立ち会い、参列者が聖歌を歌って祈りをささげた後、小野さんが好きだったエルビス・プレスリーの曲が流れる中、献花が行われた。棺には大好きだったゴルフのクラブと麻雀パイが納められた。

 遺影は10年前に宣伝用に撮影したもので、優しくほほ笑んでいる写真。涙をこらえて手を合わせた加藤は「欲を言えば、あと10年ぐらい長生きしてほしかった。“お互いに年を取ってボケてコントをやったら面白いね”と言い合っていたんですが、できませんでしたね」と惜しんだ。

 小野さんはドリフの初期メンバーだったが、故いかりや長介さんとの衝突が理由で脱退しており、加藤は「いろいろともめ事はあったけど、あちらでは仲良くしてほしいです」と天国での仲直りを祈った。

 親交の深い左とん平(75)は公演先の名古屋から駆けつけた。3日の葬儀・告別式には公演があるため出席できないことから、弔辞をビデオ撮影して会場を後にした。

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