桂三枝 襲名へ抱負「文枝を全国に広めたい」

[ 2012年7月2日 20:23 ]

六代目「桂文枝」の襲名披露パーティーを前に、記者会見する桂三枝さん

 16日に上方落語の大名跡「桂文枝」の六代目を襲名する桂三枝(68)が2日、東京都内で襲名披露パーティーを前に記者会見し、「まだ(文枝という)名前に溶け込んでいく感じではないが、文枝を全国に広め、上方落語を皆さんに知っていただけるよう頑張りたい」と抱負を語った。

 三枝を筆頭に、桂きん枝(61)、桂文珍(63)ら、五代目文枝の直弟子20人が顔をそろえた。きん枝は「平成の文枝として歴史に残るはなし家になると確信している」と話し、文珍は「総領弟子が引っ張ってくれて、安定感のある一門になるのではないか」と新しい文枝の誕生を歓迎した。

 三枝はテレビ番組にも「文枝」で出演すると表明。その一方で、落語作家としては「三枝で続けていきたい」と、長年親しまれてきた名前への愛着をにじませた。

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2012年7月2日のニュース