役所広司、紫綬褒章を受章「全ての人に感謝したい」

[ 2012年4月28日 06:00 ]

紫綬褒章を受章した役所広司

 政府は2012年春の褒章受章者を28日付で発表した。芸術や学問で功績を残した人に贈られる紫綬褒章で、映画「SAYURI」「バベル」などで活躍の場を世界に広げる俳優の役所広司(56)が受章した。

 会見した役所は「自分に影響を与えてくれた全ての人に感謝したい」と喜びをかみしめた。夫人に受章を報告した際には「非常にかしこまっていた」といい、「これまでお世話になった方々にどのように御礼していけばいいのか」と相談したという。

 また、30年以上の俳優生活を振り返り「役者の仕事を辞めたいと思ったことは今までない」と吐露。「さまざまな監督が自分の俳優としての個性を引き出してくれたので続けようという勇気が湧いてくる」と、感謝の言葉とともにさらなる飛躍を誓った。

 受章者は674人(うち女性171人)と20団体で29日に発令される。

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2012年4月28日のニュース