実は元高校球児 もう中学生 プロ野球選手の夢破れた~

[ 2011年10月18日 14:51 ]

素手でノックを受ける練習に及び腰の、もう中学生(前列)

 長野市出身の人気お笑い芸人・もう中学生(28)が17日、長野県の中野市営球場でBCリーグ・信濃グランセローズの練習に飛び入り参加した。信越放送「3時は!ららら」の企画で実現したもの。終始ぎこちない動きで首脳陣以下を失笑させ、今秋ドラフト構想外となった。この模様は11月2日に同番組内で放送する予定。

 もう中学生のお笑い芸人初となるBCリーグ入りは、夢と消えてしまった。番組の企画とはいえ、アピールに成功すれば、野球で飯を食えるチャンス。ところが撮影を終えると「かっこよくて、野球もうまい。みんな凄いな~」と、完全に諦めたようだ。

 準備運動でグラウンドを一周すると、すでに息は上がっていた。だらしなく歩く姿を見た佐野監督は、すかさず「おい中学生。早く列に並べよ」。上下関係の厳しい芸能界で活躍する28歳もピクッと反応。「すっ、すいませーん」と加わった。

 その後もメニューを必死にこなすと、最後に待ち受けていたのは猿渡コーチによる“信濃名物”鬼ノックだ。素手で球を捕球する練習で、案の定ポロッと落球。「こらー。ちゃんと捕らんか!」。大声を張り上げられ、もうタジタジだった。実は野球経験豊富だ。ヤクルトファンだった影響で小5から野球を始め、主に一塁を守った。更級農時代は甲子園の夢を追うも、同校1年冬に「土日に休みが欲しいから」と退部。現在はトータルテンボスらと草野球で汗を流している程度だ。「ゴロを捕ってからの動きが参考になった」。この収録は今後に生きそうだ。

 合同トライアウト、ドラフトを控える佐野監督は「投手と内野手が欲しいんだよ。えっ、あいつ?話にならんよ」と一蹴。構想外の烙印(らくいん)を押されていた。

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2011年10月18日のニュース