ももくろ　アニメタルＵＳＡとサプライズ共演

アニメタルＵＳＡ（後列）とももいろクローバーＺ

　ファーストアルバム「バトル　アンド　ロマンス」（発売・キングレコード）がロングヒット中の人気女性アイドル５人組、ももいろクローバーＺ＝百田夏菜子（１７）、玉井詩織（１６）、佐々木彩夏（１５）、有安杏果（１６）、高城れに（１８）＝が１５日、埼玉・さいたま市のさいたまスーパーアリーナで、米国の人気４人組メタルバンド「アニメタルＵＳＡ」とサプライズ共演した。

　これは、今年で６回目を迎える日本最大のメタル・フェスティバル「ＬＯＵＤ　ＰＡＲＫ１１」＝毎年２日間開催。今年は、東日本大震災のため１日に短縮して開催＝に出演するＬＩＭＰ　ＢＩＺＫＩＴ、ＷＨＩＴＥＳＮＡＫＥら全１２バンドの中の一つ、アニメタルＵＳＡが、ＹｏｕＴｕｂｅ（ユーチューブ）でももクロを見て興味を示し、「彼女たちとぜひ共演してみたい」というオファーがあったことから今回の夢の初共演が実現したもの。

　約１万人のメタルファンが詰めかける中、トップバッターで出演したアニメタルＵＳＡが、オープニングから大音量のギンギンのサウンドで日本人ファンたちを熱狂させながら「愛をとりもどせ！！」をはじめ、「ペガサス幻想」「宇宙戦艦ヤマト」など全８曲を熱唱。その６曲目の「マジンガー・メドレー」が始まると、ももクロが突然、サプライズ登場し、メンバー全員がメタルバンド顔負けのメークをして同曲を一緒に歌って客席を大いに楽しませた。

　歌い終わって、リーダーの百田は「ふだんとは衣装も違うし、曲も全部英語で歌ったのですごい緊張しましたが、とても楽しかったです」、玉井は「私たちは、いつ何時、誰の挑戦も受けようと思っていたので、また呼ばれたらいつでも来ますわ」、佐々木は「すごい貴重な体験をさせていただきました。ももクロは、常日ごろから言葉の壁を乗り越えようと努力しているので、その結果が今日のステージに表れたのだと思います」、有安は「こんなすごいバンドと一緒に歌わせていただいて、本当にいい体験ができたなと思います。メタルも演歌もロックもパンクも全部、ももいろクローバーＺだと思います」、高城は「今日はすごい楽しかったので、また一緒にできたらいいなと思います」、と感激しながら感想を語った。

　彼女たちと初共演したメタルバンドＵＳＡのボーカル、マイク・　ヴェッセーラは「ステージを一緒にできてすごく楽しかった。とても可愛らしい女の子たちなので、また機会があったらぜひ共演してみたい」とご機嫌だった。

　この後、「ももクロ女祭り２０１１」（１０月３０日に東京・ＳＨＩＢＵＹＡ　Ｏ－ＥＡＳＴで）＝女性限定ライブ＝、「ももクロ男祭り２０１１」（１１月６日に東京・品川ステラボールで）＝男性限定ライブ＝と題した秋の２大祭りを開催。１１月２３日の勤労感謝の日にニュー・シングル「労働讃歌」を発売。

　そして１２月２５日には、この日の会場「さいたまスーパーアリーナ」でグループ最大規模の単独コンサートを開くが、百田は「いまからわくわくしています。最高のクリスマスにしたいですね」と意欲を燃やしていた。