是枝監督「奇跡」 スペイン映画祭で最優秀脚本賞

[ 2011年9月26日 06:00 ]

映画「奇跡」の一場面。主演のまえだまえだ(C)2011「奇跡」製作委員会

 スペイン北部サンセバスチャンで開かれた第59回サンセバスチャン国際映画祭で24日(日本時間25日)、公式出品された是枝裕和監督の映画「奇跡」が最優秀脚本賞を受賞した。

 映画は小中学生のお笑いコンビ「まえだまえだ」の兄弟2人が主演。両親の離婚で福岡市と鹿児島市に分かれて住む兄弟が、3月に開通した九州新幹線の博多―鹿児島ルートをめぐって起きる奇跡を信じて冒険へ出掛ける物語。是枝監督は20日の公式上映後の記者会見で、東日本大震災に触れ「日常的な物事に、大きな重要性があることを示したかった」と述べた。

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