初インタビュー…紺野「スポーツ」・植田「報道」希望 (1/2ページ)

[ 2011年7月24日 08:30 ]

同期で仲良くハートを模り笑顔を見せる紺野あさ美(左)と植田萌子

 地上デジタル放送完全移行の今年に入社したアナウンサーの中で、最も注目を浴びているのが、「モーニング娘。」の元メンバーでテレビ東京の紺野あさ美アナ(24)。同期の植田萌子アナ(23)とともに、入社後初のインタビューに応じ、始まったばかりの新しい仕事について語った。 

 植田アナは大学のミスコンテストにも出場したことがなく、カメラの前に立つこと自体が初めて。一方、紺野アナは元トップアイドルという対照的な2人だ。

 植田アナは、紺野アナについて「見かけ通りにほんわかした人で本当にホッとしました。経歴を見ると、凄く負けず嫌いな人なのかと思って、ちょっと怖かったから」と笑った。それを聞いた紺野アナは「良かった」と笑顔を返した。

 紺野アナは中学2年からメンバーだった「モーニング娘。」を06年に卒業。その後、高卒認定試験を受けて慶大に合格。その後はアナウンサーという狭き門を見事に突破した努力家だ。「私はマイペースで頑固。社会人になった今はテキパキできないところを直そうと思っています」とニッコリ。

 新入社員らしく、部内で電話を先輩たちより早く取ろうとするが、おっとりしている紺野アナはなかなか取れないという。植田アナは「(紺野アナが)一生懸命取ろうとして、やっと電話が取れた時は良かったと思って見ています」と笑わせた。

 植田アナの夢は報道番組の出演。「テレビ東京の経済に詳しい報道番組を家族で見ていた。いつか担当したいです」。片や紺野アナはスポーツキャスター。「小学生のころ、(マラソンの)有森裕子さんが(92年バルセロナ五輪で)銀メダルを獲った放送を見て、私もインタビューできる人になりたいと思ったのがきっかけです」と話している。 

 そんな2人の番組「もえ×こん」(毎日深夜)が11日にスタート。同局の番組のDVD発売や映画などのエンタメ情報番組で、紺野アナは「間違えてはいけないと緊張しているためか、先輩に“もっと明るく!”と言われています」。植田アナは「番組の録画を見ると私は変なところを見ているなと思う時がありますが、紺野はちゃんとカメラを見ている。勉強になります」と“番組出演の先輩”から学んでいる。

 一方で、紺野アナは「昔の仕事をしていたころと今の私は別モノ。タレントは自分を見てもらって発信するけれど、アナウンサーは情報が主役。情報を伝える責任を感じています」とアイドルとの違いを感じつつも、数多く出演したバラエティー番組で鍛えたトークは財産になっている。そして「機会があれば、朝の番組に出演して、今度は“モーニングアナ”になってもいいですね」と意欲をのぞかせた。

 新人アナ2人のこれからの成長が楽しみだ。

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2011年7月24日のニュース