片岡仁左衛門ら恒例の「船乗り込み」に歓声

[ 2011年6月30日 06:00 ]

初夏の風物詩「船乗り込み」でファンに手を振る歌舞伎俳優の片岡仁左衛門さん(前列右)ら

 歌舞伎俳優が船で土佐堀川や道頓堀川などを巡るナニワの初夏の風物詩「船乗り込み」が29日、大阪市内であり、片岡仁左衛門(67)や坂東三津五郎(55)ら人気役者に歓声が上がった。7月に大阪松竹座で上演する「七月大歌舞伎」を宣伝する恒例行事。

 大阪市は35・3度と、6月としては観測史上初の猛暑日となった強い日差しの下、15人の出演者が浴衣姿で乗船。川岸や橋の上に集まったファンから「松嶋屋!」などと掛け声がかかると、笑顔で手を振って応じた。仁左衛門は大阪松竹座前に集まったファン約500人を前に「皆さまの情熱をいただき、それを舞台でぶつけてお返ししたい」とあいさつ。「七月大歌舞伎」は7月3~27日、「播州皿屋敷」「菅原伝授手習鑑 車引」などを上演する。

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2011年6月30日のニュース