「飛龍伝’80」ヒロイン「つか先生は生きている」

[ 2011年5月30日 06:00 ]

「初級革命講座 飛龍伝’80」の稽古で汗を流す渋谷亜希

 北区つかこうへい劇団の解散公演「初級革命講座 飛龍伝’80」のヒロインに劇団8期生の渋谷亜希(34)が抜てきされた。

 機動隊隊長を愛してしまう全共闘委員長役。男をムチで打ち、棒で殴るなど、あやしく激しいシーンの連続。稽古では連日1リットル近い汗を流し「ようやく自分の中で役への整理がついた。女の悲しみ、悔しさがムチに棒に乗り移ってきた」とすっかり女性闘士の表情だ。劇団主宰のつかこうへい氏は昨年7月に他界。「先生は全てのせりふに生きている。物理的にいないだけ」と悲しみを封印して舞台に立つ。東京・新宿の紀伊国屋サザンシアターで6月1日から上演。

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2011年5月30日のニュース