「三枝まつり」でM-1王者とのコラボ構想

[ 2011年3月5日 06:00 ]

能生活45周年を迎え、着ぐるみ「三枝くん」とともに会見した桂三枝

 芸能生活45周年を迎えた落語家・桂三枝(67)が4日、大阪・なんばグランド花月(NGK)で今回が3度目となる「三枝まつり」を開催した。

 「次の世代の落語家を育てたい」と意気込む三枝はイベント前に会見し、今後の落語界のために、ほかのジャンルの若手芸人との“コラボ”を積極的に展開していくことを明かした。その1つとして、若手漫才師No.1決定戦「M-1グランプリ」で王者になった漫才師のコントネタを原案にした創作落語の構想を持っていることを告白。理由を「子どもでも喜べる落語を作りたいと思ったので」と説明した。

 4月23日には大阪・京橋花月で落語会「桂三枝の笑宇宙4」を開催。これまでフットボールアワーやライセンスがゲストを務めており、今回はジャルジャルが出演する。三枝は「一緒にコントができたら。若い人からは刺激を受けるので」と笑顔。舞台共演で“三枝イズム”を継承することへの意欲ものぞかせた。

 三枝まつりでは弟子入りしたお笑いタレント・世界のナベアツ(41)にも言及。「名前を考えてるんですが、桂三なんてどうかなと思ってます」と笑わせた。同イベントは第1回の2008年にEXILEのダンスに挑戦するなど、三枝がさまざまなことに挑戦するバラエティーショー。今年は歌謡曲を盛り込んだ「涙をこらえてカラオケを」とウクレレの弾き語りがある「ハワイの夜」の落語2席と、69年に発売した曲「たったひとつの愛」のナマ歌を披露して満員のファンを喜ばせた。

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2011年3月5日のニュース