脚本家 大野靖子さん死去

[ 2011年2月21日 11:38 ]

亡くなった大野靖代さん

 NHK大河ドラマ「国盗り物語」などで知られる脚本家の大野靖子(おおの・やすこ、本名靖=やす)さんが1月6日、卵巣がんのため千葉県君津市の自宅で死去していたことが21日分かった。82歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者のみで済ませた。喪主は夫雅昭(まさあき)氏。

 故三好十郎氏らに師事し、1962年からテレビドラマの脚本家として活動。「三匹の侍」「眠狂四郎」など時代劇を手掛け、73年の「国盗り物語」でNHK大河ドラマの脚本を担当。

 青春ドラマ「若者たち」、社会派作品「ザ・商社」などの幅広い作風で人気を得た。78年の「天城越え」で芸術祭大賞。映画「居酒屋兆治」で日本アカデミー賞優秀脚本賞。97年紫綬褒章を受章した。

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