吉瀬美智子 「ハガネの女」異例の“スピード出世”

[ 2011年1月31日 06:00 ]

吉瀬美智子主演「ハガネの女」

 女優の吉瀬美智子(35)が小学校教師を演じ、昨年5~7月に放送されたテレビ朝日のドラマ「ハガネの女」の続編が4月からスタートする。昨年12月に10歳年上の実業家と結婚後初めての作品。前作の午後11時台の深夜帯から、木曜午後9時台のゴールデンタイムに進出。前作の放送から1年未満の続編制作は同局の連続ドラマ史上初で、異例の“スピード出世”となった。

 「ハガネの女」は吉瀬の記念すべき連ドラ初主演作として、深夜ドラマ枠「金曜ナイトドラマ」で放送。吉瀬扮する35歳の独身の教師、芳賀稲子(通称ハガネ)が教育現場に巣くう難題に立ち向かった。サッカーW杯南アフリカ大会中継と時間帯が重なることもあったが、主に30~40代女性の支持を集め、平均視聴率は10・3%。最高視聴率は00年開始の同枠の歴代6位タイとなる12・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。

 番組ホームページには、放送終了直後から「続編希望」などの声が毎日寄せられ、ゴールデン進出が決定。同局の連続ドラマでは、これまで第1作から続編制作までの期間の最短は1年半だった。わずか9カ月での「season2」は同局史上最速の快挙だ。

 モデル出身で“クールビューティー”と称される吉瀬だが、前作に引き続き眉無し、すっぴんの熱血教師を演じる。私生活では幸せを手にしたばかりだが、恋愛に疎く、結婚をドタキャンされた苦い過去を持つ役どころをどう広げていくのか注目だ。

 取り扱う題材は学級崩壊、モンスターペアレントなどからスケールアップ。外国人の不法滞在者を親に持つ児童が巻き起こす騒動など国際色も豊かになり、初海外となるフィリピンロケも敢行する。

 収録開始を2月中旬に控え、キャスト、スタッフは「女優吉瀬美智子の代表作と言われるような作品にしよう」と一致団結。吉瀬は「前回に増してハガネの前には強烈な子供たち、保護者たちが立ちはだかります。私も体当たりで撮影に臨んでいきたい」と意気込んでいる。

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2011年1月31日のニュース