草なぎ剛が韓国語小説を翻訳、好評なら続編も

[ 2011年1月9日 06:00 ]

 「SMAP」の草なぎ剛(36)が翻訳家デビューする。

 韓国人作家イ・チョルファン氏が00年に発表した小説が原作で、邦題は「月の街 山の街」。2月4日にワニブックスから発売される。

 韓国の貧民街を舞台に実際に起きた出来事をもとにした短編集。貧しくもささやかに生きる人々の姿を描いた心温まる物語で、韓国ではシリーズ7作で計360万部のヒットを記録。その第1作目を今回翻訳した。

 草なぎはテレビ番組の企画をきっかけに、自身の名前をハングル読みしたチョナン・カンとしても活動。韓国語を勉強し、日韓の文化交流に貢献してきた。ワニブックスからは「語学力はもちろん作品の世界観も草なぎさんの人柄にピッタリ」と7年前からラブコールを受けていたという。

 韓国語教師のアドバイスを受けながら、約1年がかりで完成。作品について「韓国ならではの、家族をとても大事にしている気持ちとか、愛情深いところがうまく凝縮されている物語」と紹介。初めて翻訳に挑んだ感想を「日本人とは少し考えや感覚が違っていたりすることもあるんですが、そういう“いい違和感”こそが韓国にハマっている理由でもあるので、楽しみながらできました」と話した。反響次第で続編も検討する。

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2011年1月9日のニュース