「離婚に金が…」GLAYのTERU装い詐欺

[ 2010年10月28日 06:00 ]

 ロックバンド「GLAY」のボーカルTERU(39)に成りすまし、ファンの女性(45)から現金をだまし取ったとして、愛媛県松山東署は27日、北海道苫小牧市の主婦(31)を詐欺容疑で逮捕した。インターネット上のファンサイトで交流し、「離婚するから慰謝料が必要」などと書き込み信用させた。同署は女性の被害が約1600万円に上るとみて調べている。

 逮捕されたのはTERUが生まれ育った北海道に住む主婦斉藤真由美容疑者。
 逮捕容疑は3月11~24日、松山市の独身女性に13回にわたり現金計9万8000円を振り込ませ、だまし取った疑い。女性によると、07年9月から今年3月まで約900回、計約1600万円を振り込んだ。愛媛県内で同様の被害の相談が警察に寄せられており、同署はほかにも被害者がいるとみて調べている。
 斉藤容疑者は06年秋、女性が携帯サイトに開いたホームページに「TERUが有名になる前からの知り合い。兄と妹のような関係」とTERUの知人を装ってアクセス。TERUファンを公言する女性の心理につけ込み、翌07年9月、サイトで「TERUを紹介してあげる」と信用させた。その後はTERUに成りすましてメールでやりとりし、金を無心し続けた。
 妻でPUFFYの大貫亜美(37)と離婚したがっているように装い、「亜美と別れるのに金がいる」と相談。ヒット曲の歌詞の一部を使い、「一緒に生きていこう」(95年、ずっと2人で…)、「必ず迎えに行く」(同、生きてく強さ)などと強調した。TERU独特の言い回しで信じ込ませていることから、捜査関係者も「それなりにTERUの研究をした上での犯行のようだ」と話している。
 4月になって被害届が提出され、同署が内偵していた。斉藤容疑者は夫と5人の子供がおり、子供は上が小学2年、一番下は生後2カ月。「生活費に困ってやった」と容疑を認めている。
 TERUはこの日、自身のブログで「みんな、こういった詐欺には気をつけて」と呼びかけた。

 ≪若手バンドも使う“わしづかみトーク”≫TERUは、歌唱だけでなく、公演中のトークでも女性のハートをわしづかみにしてきた。07年の横浜アリーナ公演では「きょうの視力は4・0。よく見える。みんなもスクリーンに頼らず、肉眼で僕たちを見て。心と心でつながるぞ」と呼びかけた。今年6月の埼玉公演でも「何年後も変わらずみんなが夢を見ていてくれることがおれたちの夢なんだ」と熱く訴えた。05年、新潟県中越地震の被災者のために開いた公演では冒頭で「みんなのその笑顔が見たかった」と話すと、涙を流すファンの姿も見られた。斉藤容疑者が使った「一緒に…」「必ず…」の言い回しは公演中、頻繁に耳にする表現。いずれも会場の一体感をあおるためで、まねをする若手バンドも少なくない。

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