菅野美穂11年ぶり悪女、近づく男が全員不幸に

[ 2010年8月6日 06:00 ]

 女優の菅野美穂(32)が11年ぶりに悪女を演じることになった。

 10月スタートのフジテレビ系火曜午後10時台の連続ドラマ(タイトル未定)で、主人公の女が人を追いつめ、破滅に向かわせるミステリー。近づく男がすべて不幸になる危険な香り漂う役どころに「どんな展開になるのかが楽しみ」と女優魂に火がついている。
 菅野演じるヒロインは、普段はセレブの愛犬家を顧客に持つ穏やかなトリマー。一方で、姉の夫とその息子を殺害した罪で12年間服役した過去があり、心の中はこのえん罪を晴らそうと復しゅうの炎を燃やしている。
 悪女役は、99年のテレビ朝日系「恋の奇跡」以来。主人公(葉月里緒奈)の家庭を崩壊させた非情な女を好演し話題となった。
 今回は自分を陥れた人を見つけ出しては、証拠を残さずに破滅へ導いていく。相手を追いつめ自殺に追いやるなど、出所から1年で周囲に次々と不審な出来事が起こる。事件を追う玉木宏(30)演じる刑事は「もしかして自分も?」という疑念を抱きながらもいつしか心ひかれてしまう。
 菅野は「復しゅうに生きる女性ですが、その心の奥深くに眠る苦しみといったところも表現できたらと思います」。6年ぶりの共演となる玉木も「新しい魅力を感じられそうで楽しみ」と意欲を見せている。
 ドラマの発端となる姉の夫とその息子の殺人事件を報じ、再び取材で追い回すライター役を唐沢寿明(47)、玉木演じる刑事の元恋人で女性刑事役を吉瀬美智子(35)が演じる。

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2010年8月6日のニュース