原爆の日に…つかさんの戦争題材作品を舞台上演

[ 2010年8月6日 19:54 ]

 7月に死去した劇作家、つかこうへいさんが1979年に初演した舞台「広島に原爆を落とす日」が、原爆投下から65年の6日、東京・渋谷のシアターコクーンで上演された。

 日本海軍少佐とスパイの一族に生まれた女性を主人公に、つかさん独自の視点で戦争を読み解いた問題作。98年には広島でも上演された。
 広島市出身の演出家、岡村俊一さんが「戦争や被爆体験を風化させてはならない」と、つかさんが84年に発表した小説版を基に再構築。俳優の筧利夫さん主演で、広島原爆の日に舞台初日を迎えた。
 東京公演は22日まで。27~29日は大阪市・森ノ宮ピロティホールで上演される。

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2010年8月6日のニュース