初演52年…幸四郎、弁慶で“全国制覇”

[ 2010年7月29日 18:50 ]

 歌舞伎俳優の松本幸四郎(67)が29日、茨城・土浦市民会館で開かれた「松竹大歌舞伎」巡業公演で、「勧進帳」の弁慶を演じ、全47都道府県での弁慶上演を達成した。松竹によると、一つの役での“全国制覇”は歌舞伎では初めてという。

 「勧進帳」は源頼朝に追われる義経、弁慶ら主従一行が、弁慶の機転で関所を越えるという舞踊劇。弁慶は、祖父の七代目幸四郎、父の八代目(初代松本白鸚)と代々が得意役としてきた。
 幸四郎は1958年に16歳で初演。巡演などを通じて各地で公演を重ね、2008年には奈良・東大寺で、弁慶上演通算1000回を達成した。
 終演後のカーテンコールで、花道に再登場した幸四郎は「猛暑にもかかわらず、足を運んでくれたお客さまのおかげ」と笑顔で大きな拍手に応え、「初演から52年、人間としてもいろいろ経験させていただいた」としみじみと語った。

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