「海老蔵&麻央」が結婚奉告、元禄絵巻を再現

[ 2010年7月10日 06:00 ]

結婚奉告を行った市川海老蔵、麻央夫妻

 3月に結婚した歌舞伎俳優の市川海老蔵(32)とフリーキャスターの小林麻央(27)が9日、市川家ゆかりの成田山新勝寺(千葉県成田市)で結婚奉告を行った。延べ2万人の見物客を前に海老蔵は「麻央も(市川家の)一員に加わらせていただきます」と宣言。29日に都内で行う挙式は、同寺の本尊を会場まで運び出した“仏前式”になることも明らかになった。

 この日は結婚後初のツーショット。参拝客などから祝福され、笑顔で応える様子はまるで“プレ結婚式”のような華やかさだった。
 約300年の歴史がある成田山の夏祭り「祇園会」に合わせた参拝。紋付き袴(はかま)の海老蔵と黄色の着物姿の麻央は境内を約400メートル練り歩き「成田屋!」「麻央ちゃん!」の大歓声を浴びながら元禄絵巻を再現した。麻央の着物は海老蔵の母・希実子さんがこの日のためにデザインしたものだ。
 同寺は市川家にとって特別の場所。江戸元禄の約300年前、子宝に恵まれなかった初代市川団十郎が同寺の本尊の不動明王に跡継ぎの誕生を祈願して2代目を授かった。これ以来、市川家は信仰を続け、屋号「成田屋」は成田山に由来する。海老蔵も同寺で修行してから「11代目海老蔵」を襲名した。
 「奉告」とは神に告げ奉ること。神妙な表情でマイクを握った海老蔵は「初代団十郎から(父親の)当代12代目団十郎まで非常に深いご縁でつながっております」とあいさつ。そして隣にいる最愛の人をまぶしそうに見つめ「これから横にいる麻央も一員として加わらせていただきます。私はもちろん、麻央のことも末永くよろしくお願い致します」ときっぱり。麻央もそんな夫を頼もしそうに見つめ「大切な場所で皆さまに温かいお声をかけていただき、とてもうれしく身の引き締まる思いです」と語った。
 2人の挙式&披露宴は29日にザ・プリンス・パークタワー東京(港区)で行われる。海老蔵の希望で、高さ約1メートル80ある不動明王の御分霊(分身の意味)が挙式場に運ばれる。1000年以上の歴史ある同寺も「結婚式で使われるのは初めてでしょう」。初代団十郎が子宝を授かったゆかりがあるだけに、見物客たちも2人のベビー誕生を心待ちにしていた。

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2010年7月10日のニュース