吉永小百合に“くどかれた”坂本龍一「墓前に報告」

[ 2010年7月9日 06:00 ]

フォトセッションを行う(前列左から)佐藤しのぶ、吉永小百合、坂本龍一(後列左から)杉浦圭子アナ、村治佳織、大島ミチル、元ちとせ、平原綾香

 原爆詩の朗読を通して核廃絶を訴えてきた女優の吉永小百合(65)が8日、東京都渋谷区のNHKホールで会見し、9日に同所で開催する朗読会「平和への絆(きずな)」への思いを語った。

 原爆をテーマにした映画「愛と死の記録」(66年)やドラマ「夢千代日記」(81年)への出演をきっかけに86年からボランティアで始めた朗読会。今回は吉永の活動に賛同した音楽家の坂本龍一(58)らも参加しコンサート形式で行われる。
 吉永は「非戦や環境問題に坂本さんがメッセージを発信していることを知り、去年の暮れに直接コンサート会場を訪れて出演を直訴しました」と“教授”担ぎ出しの経緯を説明。坂本も「日本人で、吉永さんから頼まれて断る人はいません。共演を両親の墓前に報告します」と答えて笑わせた。
 終戦から65年。本番に向けて吉永は「核兵器のない世界が訪れることを願い、一生懸命頑張ります」と誓った。ほかにも平原綾香(26)やギタリストの村治佳織(32)らが出演。コンサートの模様は8月16日にNHK・BS2で放送される。

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2010年7月9日のニュース