才能が埋もれないために“原点回帰”が必要では

[ 2010年6月29日 06:00 ]

取材後に笑顔を見せた「Tail’z」の壬菜、泉田理歌、斎藤麻莉

 音楽を“芸術”としてとらえる彼女たち。メジャーに進出して自分たちの世界をさらに広めたいのかと思えば、そうではない。むしろ慎重な姿勢を見せている。「文化の発展という本来あるべき姿じゃないところに価値を置いている気がする」。90年代にミリオンセールスを次々と記録した“音楽バブル”によって、マーケティングの比重を大きくしたメジャーシーンに違和感を感じているのだ。

 業界の現状を憂い、内に秘める思いがあるからこそ言わずにはいられなかった。「メジャーシーンに出ていない音楽家の中にも、世界レベルに引けをとらない、素晴らしい音楽が多く存在しているんです。だから、才能ある人を埋もれさせない為にも業界を覆さなければならない。今までのスタンスを見直すことは非常に大変な改革ではありますが…。音楽に携わっている人たちが“人間の精神の健康のためにいる存在なんだ”と本来音楽が持つ意味を考えるようにならないと」。

 「Tail’z」は実力にしても実績にしても非力な存在だ。何も変えられないかもしれない。だが、真剣に音楽とは何かを純粋に突き詰めているからこそ、辛口になってしまう。

 いま、彼女たちのすべきことは真っ白なキャンバスに「Tail’z」という名の“アート”を描き続けること。ゆっくりでいい。少しずつでも“筆”を進めることで思いは世代を超えて伝わっていくはずだ。

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