AKB増田有華「いまはホンマ幸せなんやなと感じた」

[ 2010年6月23日 19:56 ]

初日を前に意気込みを語った増田有華(左)と田代さやか

 人気アイドルグループ「AKB48」の増田有華(18)の主演舞台「なつきとオバケくぬぎ」が22日、東京都新宿区のアイピット目白で初日を迎えた。

 人生を退屈に過ごす現代っ子の夏樹(増田)が、あるきっかけから第2次世界大戦中の日本にタイムスリップ。極限の状態で暮らす人々と触れ合うことで生きる大切さを見出していく物語になっている。

 増田は「泣くのを止める芝居が難しかった」と本番までの苦労を明かす。18歳の素顔は「すぐに感情を吐き出しちゃうタイプ」。だから、戦時中のシーンでは「誰かが亡くなって、その3日後には前を向いてなきゃいけない。そういう(自分の心境を表に出さない)抑えた表情だったり感情を作るのが大変だった」と役に入り込む難しさを感じたいう。

 この舞台を通じて伝えたいのは、普通の生活がいかに幸せかということ。精神的に成長させてくれた作品だけに思い入れは強い。「おはしにおわん1つしかない食事を再現してみると、いまはホンマに幸せなんやなと肌で感じた。夏樹のように退屈だなと感じている人は、ぜひ見ていただいて、考えてみてほしい。生きることの意味を見直していただければ」。

 舞台は27日までアイピット目白で。

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2010年6月23日のニュース