菜葉菜主演映画にハリウッドからリメーク打診

[ 2010年6月23日 06:00 ]

ハリウッドからリメーク話が舞い込み笑顔の菜葉菜

 単館系からメジャー作品まで幅広く活躍する女優・菜葉菜(なはな、年齢非公表)の主演映画「ハッピーエンド」(監督山田篤宏)にハリウッドからリメークの打診が届いた。26日の日本公開を前に米国各地の映画祭に出品されて注目を集め、大物が動いている。菜葉菜は「もちろん自分がやりたいのはやまやまですが…」と思わぬ展開に笑顔を見せている。

 「幸福の黄色いハンカチ」や「ハチ公物語」がリメークされるなど日本映画への関心も高い米国で、新たに脚光を浴びているのが「ハッピーエンド」だ。
 山形国際ムービーフェスティバルのスカラシップ(奨励)作品として、1000万円の製作費を提供され山田監督が腕をふるった小品。日本での封切りを前に、昨年10月の米オースティン映画祭(テキサス州)で最優秀観客賞を受賞したほか、先月シカゴで開催されたトーキング・ピクチャー・フェスティバルでもグランプリを獲得。浅野博孝プロデューサーは「“ウイロー”の脚本家ボブ・ドルマンと“レインマン”や“ナルニア国”シリーズなどを手掛けた大物プロデューサーのマーク・ジョンソン氏が気に入ってくれ、現在、山田監督と詰めに入ってる段階」と経緯を説明する。
 ラブコメだけは苦手という映画オタクの女の子がまるでラブコメ映画の主人公のようなシチュエーションに遭遇していく物語。ヒロイン役をチャーミングに演じ、米国人のハートをつかんだ菜葉菜は「役のキャラクターが自分に似ていました。女の子として自信がなかったり、どこか冷めてたり…だけど、そんな子だってヒロインになれるのよ、みたいな感じの作品。ピュアでかわいらしくて」と語った。
 リメークが実現した際には「自分がやりたいのはやまやまですが、16歳の妊婦を演じた“JUNO/ジュノ”で07年のアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたエレン・ペイジにヒロインをやってもらいたい」と希望を口にした。

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2010年6月23日のニュース