ギャグ受けないけど…猫ひろし“頂点”ランナーに

[ 2010年3月1日 06:00 ]

「東京マラソン2010」で好タイムでゴールし、ガッツポーズをする猫ひろし

 28日に行われた「東京マラソン2010」には、芸能人や民放アナウンサーらも多数参加した。「3時間を切れなかったら本名に改名する」と公約を掲げたお笑いタレントの猫ひろし(32)は、2時間55分45秒で快走。タレント仲間からは、ポスト間寛平を目指して「マラソン芸人になった方がいいのでは」との声も上がった。

 ピンチを切り抜けたニャー!猫は08年が3時間48分57秒、09年は3時間18分52秒で完走。今年は「3時間を切れなかったら本名の瀧崎邦明に改名する」と宣言して挑戦。雨天に加え、スタート時の気温5度の悪条件をものともせず、公約通りにタイムを更新した。
 ゴール後、「ポーツマス!ポーツマス!爽快(そうかい)です!」と得意のギャグで喜びを表現。「沿道から“たきざきくにあきー!”と言われて、それに腹が立ってエンジンがかかりました」と話した。2カ月前から毎日15~20キロ走り込み、筋トレをして準備に励んだという。そして「ゴールしたら何でもしてあげると嫁に言われていたので、“子作り!”と思って頑張りました」と笑わせた。
 3時間以内での完走は「サブスリー」と言われ、市民ランナーのトップレベル。フルマラソン経験者の約4%とされる。この日出走した計3万2080人の内訳は男性2万5079人、女性6981人、車椅子男女20人。猫は326位だった。
 まさかの好タイムに所属事務所の先輩で、日本テレビの中継番組に出演した久本雅美(51)も驚き「マラソン芸人になったらええんちゃう?寛平ちゃんみたいに」と突っ込む一幕も。猫は笑いで黙らせたいところだったが、披露した新ギャグ「マラソンは汗だく、牛丼はつゆだく、だけど猫ひろしはまねきねこダック~、ニャー!」は全く受けず不発に。将来は「カンボジアの国籍を取って、12年ロンドン五輪に出場したい」とも話し、やはり才能をフルに生かす道はマラソン?

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2010年3月1日のニュース