宝塚で卒業式 首席は誓った「歌劇団の乙女として一層精進」

[ 2010年3月1日 12:09 ]

 兵庫県宝塚市の宝塚音楽学校で1日、第96期生の卒業式があり、38人が歌やダンスの厳しいレッスンに2年間取り組んだ学びやを巣立った。

 卒業生は黒紋付きに深緑のはかま姿。首席卒業の則松亜海(のりまつ・あみ)さん=芸名・夢華(ゆめか)あみ、千葉県出身=が「芸の道は遠く険しいものですが、歌劇団の乙女として一層精進してまいります」と答辞を読み上げた。
 式終了後、後輩からスミレのブーケを贈られ、涙を流す卒業生も。卒業生の河南千瑚(かんなん・ちこ)さん=兵庫県出身=は「たくさんのことを学ばせていただき感謝の思いでいっぱい。舞台が大好きという気持ちを忘れずに、いつも輝く舞台人になりたい」と抱負を語った。
 卒業生は1日午後に歌劇団入り。4月16日に開幕する月組公演「スカーレット・ピンパーネル」で初舞台に立ち、タカラジェンヌとしての第一歩を踏み出す。

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2010年3月1日のニュース