嵐・大野が実写版「怪物くん」百面相もCG再現

[ 2010年2月11日 06:00 ]

 漫画家・藤子不二雄(A)氏(75)の名作コミック「怪物くん」が初めて実写化され、「嵐」の大野智(29)が主演することになった。日本テレビ土曜午後9時枠の連続ドラマとして4月スタート。国民的キャラクターを演じることに「僕がやるとは正直ビックリ」としながらも「どう演じられるか楽しみ」と張り切っている。

 3月上旬にクランクインする予定の大野は現在、原作コミックを読んだり、過去のアニメを見ながらイメージを固めている最中。トレードマークのカラフルな帽子と大きな耳をつけて“大野版・怪物くん”のビジュアル作りも始めており、視聴者には「約3カ月、大野智、怪物になります!皆さまを怪物ランドの世界へお招きしま~す!」とちゃめっ気たっぷりに呼び掛けている。
 腕を数メートル以上に伸ばしたり、顔を自在に変えることができる能力はコンピューター・グラフィックス(CG)などを使って再現される予定。怪物くんのお供を務めるドラキュラやオオカミ男、フランケンの名物キャラも、特殊メークを施して登場することになっており、キャストは今後発表される。
 原作の藤子氏は「嵐の大野くんが怪物くんをやってくれるというのでビックリして、大いに喜んでいます。実写は初めてなので、一体どんなドラマになるのか!?怪物くん“生みの親”として期待で胸ワクワクで~す」と喜びのコメント。同氏の作品では、「忍者ハットリくん」が04年に「SMAP」香取慎吾(33)の主演で「NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE」として実写映画化されている。
 池田健司プロデューサーは「閉塞(へいそく)的な世の中だから、愉快痛快なエンターテインメントが必要だと思った」と企画意図を説明。大野については「主人公が人間ではなく、舞台はリアル現代日本。どうやって芝居をするのかさえ迷ってしまいそうな設定を果たしてどう演じるのか楽しみ」と期待を寄せている。

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2010年2月11日のニュース