野太い悲鳴とどろく!染五郎障子越しの合体シーン

[ 2009年10月17日 06:00 ]

2006年に大阪で上演された「染模様恩愛御書」で片岡愛之助(左)を抱き寄せる市川染五郎

 市川染五郎(36)が“男色の武士”を演じる歌舞伎「染模様恩愛御書(そめもようちゅうぎのごしゅいん)」が来年3月、東京・有楽町の日生劇場で上演される。現存する歌舞伎作品の中で唯一、“男色”がメーンテーマになっている異色作。2006年に大阪で、染五郎主演で約50年ぶりに上演。普段、歌舞伎に訪れないような男性も劇場に押しかけ、連日大盛況。製作の松竹に再演を望む声が多く寄せられ東京公演が実現した。

 染五郎から愛される武家勤めの美少年役は、大阪公演に続き片岡愛之助(37)。2人はギュッと抱き合い、互いの血をなめ合うなど濃厚なラブシーンを展開。障子越しのシルエットながら“合体”する場面まである。大阪公演では、劇場内に「キャ~ッ!」と野太い悲鳴がとどろいたほどだ。
 「千秋楽には本当にキスしてしまいました」と染五郎。今回は男色場面をよりグレードアップさせる予定で「生々しいお芝居をお見せしたい」と意気込んでいる。

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2009年10月17日のニュース