清志郎さん告別式に4万2000人…竹中「またね」

[ 2009年5月9日 11:58 ]

忌野清志郎さんの葬儀、告別式に集まった大勢のファン

 ロックバンドRCサクセションのボーカルとして「雨あがりの夜空に」など多くの名曲を残し、2日に58歳で死去した歌手忌野清志郎さんの本葬となる葬儀・告別式が9日、東京都港区の青山葬儀所で開かれ、ミュージシャンやファンらが最後の別れを惜しんだ。

 午後2時すぎに始まった一般向けの告別式では、ファンが献花のために長い列をつくった。会場周辺まで続いた列は2キロ以上にわたり、所属レコード会社によると約4万2000人が詰め掛けた。
 俳優の竹中直人さんは弔辞で「忌野清志郎は死んでない。ずっとずっと生きてます。ものすごく寂しいけど、僕たちはそう確信しています」と涙ながらに述べ、「清志郎さん、またね」と大きく手を振った。
 会場には紅白の幕に色とりどりの花や百本近いキャンドルが飾られ、ニッコリほほ笑む忌野さんの遺影がピンクの枠に収められた。バンド仲間が「雨あがりの夜空に」を生演奏した。
 「トランジスタ・ラジオ」「い・け・な・いルージュマジック」といった代表曲が大音量で流れていた会場。会社員の山本洋也さん(38)は「清志郎さんと出会わなければ、今の自分の生き方はなかった。これからも清志郎さんの音楽は常にそばにある」と話した。
 忌野さんは2日、がん性リンパ管症のため都内の病院で死去し、近親者で密葬が行われた。

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2009年5月9日のニュース