28倍の難関突破!宝塚音楽学校に40人が合格

[ 2009年3月30日 11:55 ]

宝塚音楽学校に合格し喜ぶ受験生(中央)ら

 タカラジェンヌを育てる宝塚音楽学校(兵庫県宝塚市)で30日、第97期生の合格発表があり、約28倍の難関を突破した15―18歳の少女40人が、あこがれの舞台への第一歩を踏み出した。

 午前11時、在校生が掲示板のリボンをほどき、合格者が発表されると待ち受けた受験生からは「きゃー」「あった」と歓声が上がり、涙を流して喜ぶ姿も。
 雪組の娘役だった筑紫野あやさんの長女高倉あやさん(15)=福岡市=は「受からないと思っていたので目を疑った。観客に夢を与えられるような舞台人になりたい」と感極まった様子で話した。
 同校は、より多くの受験者の中から“ダイヤモンドの原石”を探そうと、今回から一次試験で実技を取りやめ面接のみにするなど入試内容を変更。その効果もあって、受験者数は昨年より252人多い1106人だった。
 合格者は4月18日に入学。2年間、歌やバレエ、日本舞踊などのレッスンに取り組み、宝塚歌劇団への入団を目指す。

続きを表示

2009年3月30日のニュース