森光子「放浪記」2000回へ奮い立つ

[ 2008年10月9日 06:00 ]

舞台「放浪記」の会見の森光子

 女優の森光子(88)が8日、2000回上演を目指す舞台「放浪記」の大阪(23日から)、名古屋(11月9日から)公演の製作発表を都内で行った。5日に肝がんのため71歳で急逝した俳優の緒形拳さんについて「私もあの方のように守備範囲の広い俳優になりたい」と話した。監督引退試合を行ったソフトバンクの王貞治監督(68)とも親交があり「また球界に戻ってきて」とエールを送った。

 紅葉をイメージした和服で登場した森は「お客さまが来てくださる間は演じ続けます」と元気にガッツポーズ。来年5月9日の89歳の誕生日に、東京・帝劇で上演2000回を達成するが「ここまでできるとは思わなかったので不思議な感じもしますが」と笑った。
 この日は大記録へ向けた大阪・名古屋公演の会見だったが、やはり俳優仲間の緒形さんの悲報が心から離れなかった。開口一番「気になるのは緒形拳さんのこと。つらい思いでいっぱいです」と視線を落とした。
 1968年にTBSのドラマ「私のダイヤモンド」などで共演したほか、同年12月、森が緒形さんが所属していた新国劇の「おたふく物語」にゲスト出演。「そのとき、きびきびと働いていた若者が緒形さんでした。毎日のように声をかけたのを覚えています」と懐かしがった。
 さらに「普段は明るい方なんですよ。その方が、映画などであんなに暗い役を演じるとは驚きでした」と話した。「私も、あの方のように守備範囲の広い俳優になりたい」。後輩の急逝に接し、2000回に向け自らを奮い立たせた。
 共演の山本学(71)が「89歳の森さん」と言うと「あら、88歳よ」と元気に訂正するなど、ユーモアも健在。「神様に与えられた年数を、健康で芝居がしていたい」。前人未到の大記録へ、一歩ずつ進む覚悟でいる。

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