きみまろ カツラ替えておばあさん役

[ 2008年4月9日 06:00 ]

 芸能生活35周年を迎えた漫談家の綾小路きみまろ(57)が、吉永小百合(63)主演の「まぼろしの邪馬台国」(監督堤幸彦、11月1日公開)で映画デビューした。小百合の希望で実現したもので、おばあさん役を怪演。都内で8日、「夢のようでした」と感想を語った。

 きみまろは「1963年、テレビで“いつでも夢を”を歌っている小百合さんを見て以来のサユリスト」。ライブを重視し、これまではドラマ出演の依頼も固辞してきたそうだが、東映関係者から「小百合さんが出てほしいと言っている」と打診を受け、一も二もなく快諾。2月29日に長崎県島原市で行われたロケに臨んだ。
 邪馬台国を求めて旅をする夫婦の物語。名物郷土料理の具雑煮(ぐぞうに)店で小百合扮する主人公と出くわす常連客の綾ばあさんが役どころ。中高年女性の言い回しが得意なきみまろのために作られた場面で、自前のカツラを女性用のカツラに着け替えて熱演を見せた。「小百合さんは“いつもあなたのCDを聴いています”と声をかけてくれました。ネタ帳にサインをもらい、私もストラップをプレゼントしました」と興奮冷めやらない様子。
 一方、森進一(60)と10年来の付き合いというきみまろは川内康範氏の死にも触れ「雪解けにならなくて、気の毒」と語った。

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2008年4月9日のニュース